脳疲労回復は自然治癒力の向上に大きく貢献します。

病院や治療院で改善しない症状の原因の8割は「脳疲労」です!!

脳疲労
私は鍼灸整骨院を4店舗経営しています。
私自身も鍼灸師・柔道整復師として
約20年間、のべ10万人の方々のお身体に向き合ってきました。
数年前から、患者さんの症状の原因が確実に変化をしていると強く感じています。
多くの腰痛・頭痛・ひざの痛み・坐骨神経痛の治療をしていますが治りの悪い方、治っても再発する方、また違う症状が生まれる方が多くなっています。
それはなぜでしょう?
その理由は、根本的な原因が解決出来ていないからです。
根本的な原因とは?
それが脳疲労なのです。

なぜ、「脳から癒す」なのか?

まずは、「癒す」とはどういうことでしょう? 3つの観点から考えてみます 。

自然治癒力について

健康な女性
私たちの身体は自分で自分の身体を治す力を持っています。
これを、「自然治癒力」と言います。
擦りむいて血が出ても、かさぶたが出来て傷は癒えます。
これが「自然治癒力」です。
私の専門の鍼灸整骨院は、病院とは違って薬や手術を用いずに痛みや症状を治します。
これは身体の自然治癒力を最大限に高めることで可能になるのです。
(これを代替医療と言います)
また、漢方薬・インド医学(アーユルヴェーダ)・カイロプラクティック・アロマセラピー
などの代替医療も、自然治癒力を高めることを目的にしています。
では、この自然治癒力はどうやって生まれるのでしょうか?
自然治癒力は

  • 自律神経系
  • 内分泌系(ホルモンのバランス)
  • 免疫系

この3つの働きの相互作用によってもたらされます。

リフレッシュ
リラクゼーション
その中心になっているのが自律神経系です。
自律神経とは、内臓の働きなど生命維持に必要な身体の機能を自動運転するためにある神経のネットワークです。自律神経系が乱れると、内分泌系にも大きな影響が出ます。
免疫系も、自律神経の乱れがあり疲れが溜まると満足に働けなくなります。
自律神経系の乱れは「脳疲労」から起こります。
よって、脳疲労回復は自然治癒力の向上に大きく貢献します。

睡眠の質

睡眠の質
身体には自然治癒力があることをお伝えしました。
では、身体はいつ、どのように身体を修復しているのでしょう?
身体の修復は、主に睡眠時に行われます。
私たちの身体は、睡眠時に脳からの指令で「成長ホルモン」を分泌します。
成長ホルモンは、子供の頃(骨の細胞が成長を完了する10代まで)は 主に骨格や筋肉の成長を司ります。
成長が完了しても分泌は続き、身体の修復を行います。
ですから、睡眠が不十分だと身体をしっかり休めないままになってしまい身体の疲れが溜まってしまいます。
また、私たちの脳は、睡眠時に記憶の整理を行います。
活動時に得た膨大な情報を
「覚えておくべきこと」「覚える必要のないこと」「大切に覚えておくこと」
などに整理をしていきます。
試験前に一夜漬けで暗記したことを、すっかり忘れてしまう
3日前の夕食は覚えていないが、10年前の旅行の食事は覚えている
なんてこと、ありますよね。
忘れる
寝れない夜
これは、脳の中の記憶の整理によって記憶の選別が行われているからです。
しかし、睡眠の質が不十分だと、記憶の整理もできないままになってしまいます。
ずっと部屋の中が散らかったままのような脳になり、脳が疲れてしまいます。
脳は疲れると、恐怖や不安などの感情を強く感じるようになります。
すると自律神経も乱れてしまい、余計に眠れなくなってしまいます。
うつの方はこの負のループを繰り返して発症します。
よって、まずは脳の疲労を回復させて睡眠の質を良くするのは
身体の全ての症状を治すために、大変重要になるのです。

慢性的な痛みについて

日本では、人口の20%、約2000万人以上の人が
3ヶ月以上の慢性的な痛みに苦しんでいるというデータがあります。
驚くべき結果だと思いませんか?
最新の整形外科の研究では、慢性的な痛みの原因はこの3つだと言われます。

  • 「生物学的(医学的)要因」
  • 「社会的要因」
  • 「心理的要因」

慢性的な痛みの原因は身体の不調だけではないと、既に医学的に認められているのです。
次に、慢性的な痛みと脳の関係を3つに分けてお伝えします。

1.「痛み」がストレスになる

足の痛み
タンスの角に足の指をぶつけたことは、ありますか?
とても痛いですよね。
でも、どれだけ痛くても骨折していない限り病院にいく人は少ないと思います。
放置しても治ると分かっているからですね。
腰痛、頭痛などの痛みで病院に行く時の理由は2つだと思いませんか?
・痛くて生活に支障がある
・痛くて不安になっている

皆さんは、幼い頃に転んで足にケガをして泣いていたら
「痛いの痛いの飛んでけー」 と優しいお母さんに言ってもらったことはないですか? すると「大丈夫」と安心出来ましたよね。
また、腹痛で病院を受診して食後に飲む薬を処方された。 病院を出る時には、まだ薬は飲んでいないのに腹痛が楽になっているみたいな経験ないですか? この仕組みを考えてみます。

私たちの脳の中には、痛みを和らげるためのホルモンがあります。このホルモンが出ると自然に痛みが和らぎます。すると自然治癒力が働きやすくなって、いつの間にか治っていきます。 このホルモンが出るには安心が効果的です。
お母さんの言葉や医師の診察は安心させてくれたんですね。しかし、ストレスが強いと痛みを和らげるホルモンが出なくなってしまいます。 慢性的な痛みに悩んでいる患者さんには、1日中痛みのことを気にしている方が大変多いです。中には、朝起きるとすぐにどこが痛いかを確認している人もいます。

なかなか治らない痛みに苦しんでいる人は痛み自体がストレスになって、痛みを作ってしまっていることが大変多いです。
まずは痛みから生まれる不安を癒していく。不安からの脳疲労を回復させる。それだけで痛みも軽くなって治りも早いです。

2.「痛み」に対する思い込みが強い

腰の痛み
整形外科の分野では、痛みの原因についてレントゲンなどの画像診断が多く用いられます。
加齢などで骨の変形が発見されて「これは年齢のせいだからもう治らない」
と言われてしまうと、患者さんも治らないと思い込んでいることは多いです。
実際の患者さんで「私は重い物を運ぶ時に腰の骨が砕けるのです」
と信じて疑わない人もいました。もちろん骨粗しょう症ではありません。

医学的には考えられないことですが、本人の腰痛はその度に悪化していきます 。「骨が砕けるなら治療出来ません。」と伝えると 「いえいえ、嘘です」と患者さん「いいえそう言いましたから」「そんなー先生、みて下さい」「骨が砕けるんでしょう」「砕けません」「本当に?」「本当です!!」 彼は、「骨が砕ける」とかなりリアルに思い込んでいました。それくらい痛みが強かったのです。

でも思い込みを手放して痛みは改善しました。「〜だから治らない」という不要な思い込みを持ってしまうことが「脳疲労」です。脳疲労を回復させると痛みは改善していきます。

3.痛みにメリットがある

考える男性
痛みによってもたらされる満足や利益がある場合、本人は「治りたい」と思っていても 潜在意識が治ることに抵抗することがあります。
精神医学で「疾病利得」と呼びます。
痛みがあることで
・家族や周りの人に労わってもらえる
・嫌な仕事に行かなくても良い
・やりたくないことから逃げることができる
などのメリットを感じているような場合です。

これは「痛み」よりも
・普段の自分は愛されないのではという思い
・仕事に対する思い
・自分は能力がないという思い
などを扱っていく必要があります。
脳の疲労を回復させて 潜在意識レベルの自分に対する誤った認知を扱っていきます。

どうやって癒すのか?

脳は呼吸をしている
治療の大半は対話です。
対話によって、痛みや症状をつくっている心の構造を明らかにしていきます。
また、病気はメッセージです。
あなた本来の生き方をするために、いらなくなった考え方を教えてくれています。
そのメッセージを受け止めることが出来たら病気は回復していきます。
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